向井ふとん店のブログ：こんな寝方してませんか？その①　殿様枕症候群に注意しましょう

こんにちは、三重県熊野市のオーダー枕と首肩腰が痛い方におすすめのマットレス、ベットの店向井ふとん店の向井浩高です。

「殿様枕症候群」という言葉を聞いたことがありますか？
殿様枕とは、そうです江戸時代に髷を結った髪が乱れないように使った高さのある枕です。


実は、高すぎる枕で寝ていると脳卒中の原因の一つである「特発性椎骨動脈剥離」を発症するリスクが高くなることが、国立循環器病研究センターの研究チームが発表し「殿様枕症候群」と名付けました。

枕が高すぎると首に負担がかかり、寝返りなどで首が回る時に血管が傷つき、首の後ろの肺動脈血管が裂けて脳卒中を引き起こします。
なんと、高さが１２cm以上の枕を使って寝ている人は「特発性椎骨動脈剥離」を引き起こすリスクが３倍になると分かりました。

私の店に枕の相談に来られた方には必ず「今まではどんな枕を使われていましたか？」とお聞きしています。
そうすると特に男性の方に多いのですが、下の画像のように高い枕が好きで枕を２枚重ねたり、枕を半分に折って高くして寝ているという方が多くおられます。


中には、布団に入ってテレビやスマホを見るのに高い枕を使ってそのまま眠ってしまうという方もおられます。

出戸時代の随筆「守貞漫稿」にも「寿命三寸、楽四寸」という枕の高さについての言葉が書かれてています。
四寸（１２cm)の枕だと髪型が崩れなくて楽だが、健康で長生きをしたかったら三寸（９cm）の高さの枕を使った方がいいと江戸時代から言われていました。

高さのある枕は、首の後ろが押されて最初は日持ち良く感じるかもしれませんが、健康の為には高すぎないご自分に合った高さの枕で眠りましょう。


もしご自分に合った枕が分からないという方は、当店にお問い合わせください。
首の深さを計測させていただいき眠りの環境はカウンセリングさせていただいて枕を合わさせていただきます。

当店の枕合わせについて詳しくはこちらから

枕合わせのご予約は、お問い合わせメールもしくはお電話で承ります。
 

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