市木木綿の経糸をたてる時のルーティンです

市木木綿の経糸をたてる時のルーティンです

[カテゴリ] 市木木綿
[更新日] 2025/5/2
こにちは、三重県伝統工芸品市木木綿織元の向井浩高です。

先日は、市木木綿の経糸を準備しました。

経糸を準備することを「経糸をたてる」と言います。
この経糸が上手にたてれるかどうかが、その後の織のきれいさを左右します。
経糸を立てるその工程の中で経糸を「ちきり」という大きな糸巻きに巻き付ける作業があります。
これが、やり直しがきかない一発勝負なのでとても気を使い、何年たっても緊張します。

ということで、経糸をたてる前のルーティンをしてきました。
それは、市木木綿工場ののある市木の氏神様、市木の八幡神社にお参りすることです。
三重県伝統工芸品市木木綿、市木八幡神社 向井ふとん店 三重県伝統工芸品市木木綿、市木八幡神社 向井ふとん店

三重県伝統工芸品市木木綿、市木八幡神社 向井ふとん店

八幡神社は、「ヤハタ」で八秦になり、織物を大陸から伝えた秦氏の神社でもあります。
織物を「ハタオリ」と言いますよね。
まさに織物の神様の神社です。
ここにお参りすることで、自分の気を引き締めてから経糸をたてています。

三重県伝統工芸品市木木綿、経糸準備 三重県熊野市向井ふとん店 三重県伝統工芸品市木木綿、経糸準備 三重県熊野市向井ふとん店 三重県伝統工芸品市木木綿、経糸準備 三重県熊野市向井ふとん店

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おかげさまで、なんとか上手く経糸がたてられました。
何とかうまくできて、この達成感がいいですね。
次は、織の作業になります、良い縞ができるのが楽しみです。






 
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