ベビー敷布団は硬くなければいけないの?

ベビー敷布団は硬くなければいけないの?

[カテゴリ] 手作り布団
[更新日] 2022/9/19
こんばんは、三重県熊野市の手作り布団の店、向井ふとん店の向井浩高です。

先日、年配のお客様のお家に打ち直しをするお布団を取りに行ってきました。
その中に、ほとんど使っていない赤ちゃん用の手作り布団がありました。
当店で作らせていただいたものではありませんが、天然綿のしっかりとした物でした。
「この敷布団、なんにも使ってませんが、打ち直ししますか?」とお聞きしました。
お客様は「この赤ちゃん用の敷布団は、娘に子供ができた時に作ってあげたのです」「ですが、娘が言うには、赤ちゃんは、硬い敷布団を使わせないと体に悪いので手作りの敷布団は柔らかいので使えない」と言われたそうです。

私も、インテーネットの情報や雑誌などで、赤ちゃんの敷布団は硬くないとダメ、手作り布団は体が沈み込みすぎるので良くない、というような生地を読んだことがあります。
中には、生まれたばかりの骨格のしっかりしていない赤ちゃんを柔らかい敷布団に寝かすと不安定で体に良くないというような記事まであります。
その為に、必要以上に硬い敷布団を使っている方が多くおられます。
その布団の多数が、化学繊維のポリエステル綿で作られた市販の固綿敷布団です。
しかもポリエステル綿は吸水性が悪く、汗かきな赤ちゃんは寝ている間に背中が蒸れてしまいます。

だけどよく考えてみて下さい、赤ちゃんは生まれてくる前にお母さんの柔らかい羊水の中で丸まって入っているのです。
それが、生まれてすぐに、骨格や筋肉が成長していない状態で硬い敷布団い寝かされる。
私は、かわいそうだなーと思います。

当店でもそうですが、手作り敷布団は綿を組んで作る時に体重のかかる中央部分を中高にしてカマボコ上に組んでいきます。
赤ちゃんに優しい手作りベビー布団 向井ふとん店
  (カマボコ状に綿を組んで手作りします)

手作りベビー布団 三重県熊野市向きあふとん店
 (体が沈み込まないように中央部分を高くします)

適度な弾力で柔らかい赤ちゃんの身体を優しく支えます。
中に使っている綿は天然素材の綿を使っていますの吸水性も良く、赤ちゃんも気持ち良く眠ってくれます。

このように作られたベビー敷布団は、私や私も子供たちはもちろん私の親なども子の布団で大きくなりました。
手作りベビー布団 三重県熊野市向井ふとん店

どうぞ、ベビー敷布団に関するご質問などお気軽にお問い合わせください。





 
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