経糸の準備も楽しいものです

経糸の準備も楽しいものです

[カテゴリ] 市木木綿
[更新日] 2020/10/23
こんばんは、三重県熊野市の市木木綿織元の向井ふとん店店長の向井浩高です。
只今、市木木綿の経糸の準備の最終段階に入っています。
熊野 市木木綿 向井ふとん店

よくお客様から「市木木綿は、一日でどれくらい織れますか?」と質問をいただきます。
織機の調子がいいと一日である程度の長さが織れるのですが、実はこの織るまでの経糸の準備が大変なんです。
中島みゆきさんの「糸」という歌にも♪経ての糸があなた、横の糸が私、なんて歌がありますが、織物は経糸とと横糸が交わって織り上がります。
この経糸をどれだけ上手に準備するかで織りのし上がりが決まります。

先日、800本の経糸を「ソウコウ」という小さな穴に通す作業をしました。
手作り 市木木綿 熊野市向井ふとん店
いつも二人で作業します。
前までは、長女に手伝ってもらっていたのですが、今回は高校生の次女に手伝ってもらいました。
娘も高校生ともなると、普段あまり話をする機会がないのですが、この糸を通す作業の時は向かい合わせ1時間、糸を通しながら色んな話をします。
50過ぎのお父さんにはとてもうれしい時間です。
娘のおかげで作業もうまくいきました。

次は、その通した糸を筬に通す作業です。
手作り 市木木綿 経糸準備
この作業は、一人で黙々とやります。
この作業は、ひたすら筬に糸を通すのですが、この作業をしていると無になれるというか、とても心が落ち着く私のお気に入りの時間です。
このように経糸の準備は、細かく神経を使う作業ですが楽しみながらやっています。

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