吉野熊野新聞さんに、睡眠コラムを書かせていただきました

吉野熊野新聞さんに、睡眠コラムを書かせていただきました

[カテゴリ] 快眠
[更新日] 2022/1/26
こんにちは、三重県熊野市のオーダー枕と首肩腰が痛い方におすすめのマットレス、ベットの店向井ふとん店店長の向井浩高です。

本日、地元新聞の吉野熊野新聞に睡眠のコラムを載せていただきました。
睡眠コラム 三重県熊野市向井ふとん店
寒い時期に温かさを求める方が多いのですが、湿気にも注意してほしいので、江戸時代の儒学者、貝原益軒の「養生訓」からの引用を例にして書かせていただきました。
睡眠コラム 三重県熊野市向井ふとん店
次のような内容です。

毎日寒い日が続いていますね。
私の店にも「寒いから温かい布団ちょうだい」「一番温かい毛布どれ?」などのお問い合わせをいただいています。
寒くて眠れないのは、本当につらいですが、温かければ何でもいいというわけではありません。
確かにお布団の中が温かいのは、大切なのですが、もう一つ大切なことがあります。
それは、お布団の中の湿気です。
人は、眠っている間にコップ一杯分の汗をかきます。
このお話しをすると、「私は、冬は寝てても汗をかかないよ」と言われる方がおられますが、タラっとした玉のような汗ではなく蒸気状の汗をかいています。
温かさにばかりに気を取られて 、お布団の中が汗で蒸れていたらどうなるでしょう。
その汗の湿気がお布団の中にずっと残っていると、明け方に身体に戻ってきて身体を冷やしてしまいます。

風、寒、厚は、人の体を激しく、早く傷つけます。
湿は、人の体を遅く、深く傷つけます。
その為、風、寒、厚を人は怖がりますが、湿を人はおそれません。
湿にあたると、深く入り、そのため長く治りません。 
       貝原益軒 「養生訓」より

湿気が体に良くないことは古くから言われています。
出戸時代の儒学者で貝原益軒という方がおられました。
益軒は、生まれながらに病弱でしたが85歳の長寿を全うし、最後までボケもせず寝たきりにならず、平均寿命が40歳を切る時代に倍の人生を生きた人です。
その養生して健康に生きる知恵をまとめた「養生訓」の中にも湿気について次のようにふれています。

このようにお布団の中が温かいのも大切ですが、蒸れてしまったり、湿気が残っているお布団は身体によくありません。
お布団は、こまめに天日干しして湿気を取り除くなどの工夫をしてください。
お布団を干せない方は、ふとん乾燥機を使うのもいいですね。
そして、パジャマや寝具も保温性だけでなく吸湿性と放湿性 のいい天然素材の物ががおすすめです。
気持ち良くグッスリぐっすり眠って、この寒い時期を元気に過ごしていきましょう。

下手な文章で恐縮ですが、これからも心地よい眠りの伝えていけるように睡眠コラムをコツコツ続けていきます。
吉野熊野新聞さん、これからもよろしくお願いいたします。
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